AMH検査について

ブライダルチェックに行った際にオプションと言われたAMH検査。

その時に初めてAMHという検査を知りました。

AMHってなに？

AMHとは抗ミュラー管ホルモン（Anti-Mullerian Hormone）検査の頭文字をとったもの

簡単に言うと、AMHは体の中にある卵子の残数を教えてくれるものである。

卵子は胎児期の頃から生成され、その数700万個ともいわれる卵子は

出生時には100万個と大きく減少、さらに１回の排卵で1000個の卵子を消費し、

10代で30万個

20代で10万個

10代で２～３万個へと減少し、閉経とともに検出されなくなる。

AMH検査で何が分かるの？

AMHが若年で低値の場合は、早期閉経を迎える可能性があること、

高度不妊治療へのステップアップの判断材料として用いられる。

また、高値の場合は多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)が疑われる。

月経異常や不妊の原因となるPCOSでは、排卵が阻害され卵巣に多数の卵胞が存在することから、

AMHは高値となる。

ただし、AMHが示すのは原始卵胞の数であり、低ければ妊娠する可能性が低い、

高ければ妊娠する可能性が高い、という意味ではない

参考：東邦大学医療センター 卵の数はどのくらい？-AMHについて

AMHの平均値は？

福井大学　母娘の世代間妊孕性に関与するリスク因子の研究と妊孕性支援教育プログラムの構築(PDF)

上記の日本人女性4600人を対象とした研究では、年代別平均AMH値を明らかにしている。

＜年齢層別　平均AMH値＞
20代　　　AMH6.13ng/ml
30代前半　AMH4.94ng/ml
30代後半　AMH2.91ng/ml
40代前半　AMH1.73ng/ml
40代後半　AMH0.7ng/ml

しかし、AMH値は同じ年代であっても個人差が非常に大きいため、

自分のAMH値が正常範囲内であるかということがということよりも、

自分の卵子の状況を示す一つの材料と思っておく方がよいかもしれない。

次回、ブライダルチェックの結果について